フリーソフト・無料ソフトレビュー
インフォメーション
サイトマップ
PC初心者講座
ユーザレビュー
フリーソフトナヴィ
 フリーソフトナヴィはウイルス対策から動画編集まで無料で使えるフリーソフト、無料ソフトのリンク集と使い方の解説サイトです。

はがきデザインキット2017で年賀状作成

 はがきデザインキットに関しては2011年に2012版の事を書いたのですが、最近大したネタも無いので5年ぶりに2017版について書いていきます。正直旧バージョンと大きな差は無いのですが、以前書いたよりももう少し使い方を詳しく書いていきます。
はがきデザインキット

 まずはがきデザインキットについて。はがきデザインキットは日本郵政の郵便局が無料で配布しているはがき作成ソフトで、主に年賀状シーズンになるこの時期にバージョンや新素材が更新されています。裏面のデザインはテンプレートや素材を使って簡単に作成する事も出来ますが、自身で用意した素材やネット上で配布されている画像素材を使って作成する事も可能です。事前に用意されている素材は殆どが年賀状用の物ですが、喪中用のテンプレートや記念日、引っ越し、お祝い用の素材も用意されています。

はがきデザインキット2017のダウンロードとインストール

はがきデザインキット

 はがきデザインキットにはウイザードを進めていき裏面のデザインを作るウェブ版もありますが、ここではインストール版について書いていきます。まずインストール版のページで「いますぐダウンロード」をクリックすると動作に必要なAdobe AIR ランタイムとはがきデザインキットのダウンロードとインストールが始まります。ウェブブラウザによっては両方を正常にインストール出来ない場合があるので、その場合は「別の方法でのインストール」ページへ移動します。

 別の方法でインストールではAdobe AIR ランタイムを先にインストールして、はがきデザインキットのプログラムをダウンロード、インストールを行います。

はがきデザインキット

 インストール後に起動して終了した場合、再度起動するにはWindows 10ではスタートメニューをスクロールして「は」の欄に登録されているので、そこから起動させる事が出来ます。右側にドラッグしてショートカットを登録しておくと便利です。他、本体プログラムは「C:\Program Files (x86)\はがきデザインキット」フォルダ内にあるので、この中のはがきデザインキット.exeの実行やここからショートカットをデスクトップに作成して起動させる事が出来ます。

はがきデザインキット2017でデザイン作成

はがきデザインキット

 はがきデザインキット実行後、画面だけ表示され一時ローディングで待たされますが「デザインキット起動」ボタンが表示されたらクリックして起動。はがきの向きを縦横から選択してデザイン画面を表示。画面右の上部にあるタブで「素材」をクリックするとお勧めのテンプレートが幾つか表示されます。もっと多くのテンプレートや素材を探すには素材が表示されている場所の下側にある「テンプレート素材を探す」「パーツ素材を探す」ボタンをクリック。

 テンプレート素材とパーツ素材の違いですが本来テンプレートは雛形と言う意味で、それを元に編集する事を前提とした物なのですがはがきデザインキットにおけるテンプレートは実質完成品なのでこれだけで裏面のデザインが完成します。

はがきデザインキット

 素材検索画面ではテンプレート素材とパーツ素材では使い方に殆ど差はありませんが、テンプレート素材では検索条件に「シーン」という項目があり喪中や寒中見舞いといった年賀状とは違う素材も探す事が出来ます。左画面の条件を設定して「検索する」ボタンで素材を絞り込み右画面に表示します。古いバージョンからの不満なのですが検索で表示された素材は拡大表示して確認出来ません。良さそうな素材が見付かった場合は星マークをクリックしてお気に入りに登録しておきます。

はがきデザインキット

 星マークをクリックしたら検索画面を閉じても既にお気に入りに登録されています。素材タブの「お気に入り」を開き登録してある素材を左の編集画面にドロップすればより詳しく確認出来ます。パーツを挿入した場合は、そのパーツをクリックして選択しておき編集画面の下にある拡大や縮小ボタン、透明度や反転といった操作での編集の他、素材を重ねた場合は「前面へ」ボタンで重なり順を操作出来ます。複数素材を選択して「グループ化」をくりっくすると素材が結合され、単一素材を選択して「トリミング」を選択すると素材の端をドラッグして切り取る事が出来ます。

 操作を失敗した場合は画面左上にある「取り消し」「やり直し」ボタンで操作を戻す事も出来ます。他、素材の選択状態でDel(Delete)キーで削除したり上部メニューの「編集」でコピーやカット、ペーストが可能。

はがきデザインキット

 当然ながらテキストの挿入も出来ます。ただ操作に少し癖があり、あまり使い易くはありません。はがきデザインキットには標準で3種類のフォントが用意されていますが「ベーシックフォント」から「パソコン内のフォント」を選択すればPCにインストールされているフォントが利用出来ます。まず、テキストタブを開きフォントを選択、文字の方向が標準で横書きになっているので場合よって縦書きに変更、カーソルがTになっている状態で編集画面をクリックして文字を入力していきます。Tになっていない場合は再度テキストタブをクリック。

 文字の入力中は縦書きにしていても横書きの状態で入力されていきます。入力が終わったら適当な空欄をクリックして入力終了。入力した文字はパーツとして四隅のドラッグや拡大縮小ボタンでサイズを変更出来る以外にドラッグして位置の移動も出来ます。入力済みの文字を再編集したい場合はテキストタブクリックでT状態にして入力済みの文字をクリックします。

 他に画像読込タブで自身で用意した画像を入力したりスタンプでマークの挿入やフリーハンドで直接手書きする事も出来ます。一通りデザインが完成したら「保存する」ボタンかメニューの「ファイル」にある保存から任意の場所にデザインデータを保存しておきましょう。

 裏面のデザインが完全に完成した場合は「印刷する」ボタンで印刷に進みます。プリンタの設定画面が表示される筈なので印刷するはがきのサイズ、はがきの種類、カラーの設定を間違わないように設定を行い印刷して下さい。一度に必要分全部印刷する前に1枚だけ試し刷りしておく事をお勧めします。

差出人や住所録の作成

はがきデザインキット

 上部にある「あて名面作成」でハガキの表側の作成に移りますが、ここからは旧バージョンと全く変わらないので以前のバージョンの画像を使い回しで。最初に「差出人登録」で自身の名前、住所を登録しておきます。差出人は複数登録出来るので家族全員分を登録して使い分ける事も可能です。更に「あて名新規追加」でハガキを送る人の名前と住所を登録していきましょう。あて名作成では自宅の他に会社を登録して使い分ける事も出来ます。又「住所読込」や「住所書出」で住所録をCSV形式で保存/入力が出来ます。

はがきデザインキット

 登録が全て完了したら送り先にチェックを入れていき、「あて名面の印刷」ボタンで進みます。レイアウトの確認で文字の位置やサイズを確認し、マウスで調整する事が出来ます。又、オプションから「はがきの種類の選択」で通常ハガキや年賀ハガキの切り替えが出来ます。右下にある「あて名面レイアウト一括設定」で、全てのレイアウトを同じように調整する事も出来ます。確認して問題がなければ「印刷」ボタンで印刷を開始します。

 登録してある住所録は来年の年賀状の作成や別のはがき作成ソフトでも使用出来る物なので必ずCSV形式で保存しておいて下さい。以上、お疲れさまでした。

フリーソフトナヴィはがきデザインキット2017