基本的には「Back up Disk or Partition」でHDD全体や、Windowsがインストールされているシステムドライブをバックアップし、「Restore Disk or Partition」で作成したバックアップイメージを元に任意のドライブに復元します。
フリーでありながら現在起動中のシステムドライブもバックアップする事が可能ですが、バックアップ中は極力作業を控えた方がいいでしょう。
まずは「Back up Disk or Partition」から現在の状態をバックアップしていきます。バックアップする前にいらないファイルを整理してゴミ箱を削除しておいた方がバックアップも早くなり作成されるバックアップイメージの要領も小さくなります。
最初にBackup Wizardが表示され「Next」で進むとバックアップ元を選択するウインドウが表示されます。ここから任意のHDD、又はパーティションを選択して「Next」で進みます。
次にバックアップイメージの保存先を選択します。通常はバックアップ元とは別のパーティションやHDDを選択します。USB接続の外付けHDD等も可能です。
下の「Archive detalis」は上からバックアップイメージが保存されるフォルダの名前、作成されるバックアップイメージのファイルサイズ、選択した保存先の空き容量になります。ここから「Next」で進むとバックアップが実行されます。
バックアップが終了すると保存先に指定した場所に上で指定した名前のフォルダがある筈です。中にあるこれらファイルがHDDやパーティションを圧縮したバックアップイメージです。
これらのファイルを誤って削除したりしないよう大切に保管して下さい。 又、Windowsの状態が違うタイミングで複数のパックアップイメージを作っておき、後から好きな状態の物を選択して戻す事も出来ます。
上で作ったバックアップイメージを元に今度は復元方法を説明していきます。まず「Restore Disk or Partition」をクリックしてRestore Wizardを起動し、「Next」で進みます。
ここで保存しておいたバックアップイメージを選択するのですが、それが自動で表示されなかった場合は「Switch to Archiive List View」からバックアップイメージが保存してあるフォルダを選択して「Next」で進んでいきます。
次にバックアップしておいた状態のHDD/パーティションの復元先を画面をクリックして選択します。誤って意図しない場所に復元してしまわないよう注意して下さい。復元されると現在HDD/パーティション内にあるファイルは全て消えます。
更に「Next」で進むと復元するパーティションのサイズや位置を変更する事が出来ますが、ここはあまり触らない方がいいでしょう。特にHDD内にリカバリー領域があるメーカー製のPCはパーティションの変更等が原因で大きなトラブルに繋がります。
最後に確認のダイアログが表示され、「Yes apply…」を選択して「Next」で進むと復元作業が始まります。
現在起動中のパーティションが復元先の対象に含まれている場合は更にダイアログが表示され「Restart the computer」を選択する事で再起動し、Windowsが起動する前にParagon Drive Backupが起動し、復元作業が始まります。 後は復元作業が終るのを待つだけになります。
Paragon Drive Backupはブータブルディスクから起動してバックアップや復元を行う事が出来ます。ブータブルディスクを作成するには「Build Recovery Media」からウイザードに従って進めていくだけで、ここからUSBフラッシュメモリやCDに直接記録してブータブルメディアを作成出来ます。又、インストール先のフォルダ内にISOイメージファイルがあるので、それを愛用のライティングソフトでディスクに書き込んでも使用出来ます。Windows上からの復元に問題がある場合や、Windowsそのものが起動出来なくなった場合等にご使用下さい。