(注)ソフトウェアの名称がEASEUS Partition ManagerからEASEUS Partition Masterに変更されました。又、現在最新版は日本語化され記事の内容と異なる部分があります。
インターフェースはSymantecに吸収されて無くなったPartition Magicにそっくりで、ウインドウ上部には同社の広告が表示されるようになっています。言語は英語ですがマウスで簡単に操作できるので問題ありません。個人使用に限り無償で使え、対応OSはWindows Vista/XP/2000の他、7にも対応になりました。
見た目だけでなく操作もPartition Magicと殆ど一緒なので使用した事がある人はとっつきやすいと思います。
■EASEUS公式サイト ■EASEUS Partition Master ダウンロードページ
では実際に下でEASEUS Partition Masterを使ってパーティションを操作していく流れを紹介していきます。因みにパーティションの操作は非常に危険を伴うので実際に使われる際は、万が一に備えて重要なファイルを外部メディア等にバックアップしておいて下さい。
EASEUS Partition Masterを起動すると現在のハードディスクの構成がウインドウに表示されます。左画像ではパーティションを分割していないのでドライブ1つと未使用領域しか表示されていませんが、CドライブやDドライブ等に切ってある場合はそれら全てが表示されます。
パーティションのサイズを変更する場合はそのパーティションを選択してツールバーの「Resize/Move」ボタンか右クリックから「Resize/Move」を選択します。
ダイアログが表示され、ここから直接マウスでドラッグする事によりパーティションのサイズを変更する事が出来ます。又、直接数値を指定してサイズを変更する事も可能です。
ここでサイズを変更してもすぐに反映されるわけではありません。後から何度もやり直す事が出来ます。サイズが決まったら「OK」で終了します。
空き領域がある場合は新たにパーティションを作成する事も出来ます。上と同じ要領で空き領域を選択し、ツールバーか右クリックで「Create」を選択。ダイアログが表示されるのでサイズやドライブレター、ファイルシステムを設定します。
どう設定していいかよく解らない場合は「File System」を「NTFS」にしておき、他は設定を弄らずそのままにしておけばいいでしょう。
操作に失敗した場合は「Undo」で1つ前に、「Discard」で最初の状態まで戻す事が出来ます。実際にパーティションのサイズ変更や作成を実行するにはツールバー又は左下にある「Apply」ボタンをクリックします。起動中のOSを含むパーティションの変更を行う場合は再起動が必要になります。
再起動後、Windowsの起動途中でEASEUS Partition Masterが実行され、実際にここからパーティションの変更が行われます。
空き容量の多いDドライブの要領を小さくしてCドライブの要領を大きくしたい場合は、先にDドライブの要領を削って後方に移動し、Cドライブの後ろに出来た空き領域を利用してCドライブを拡大するといった操作になります。
有償のProfessional Editionは無料のHome Editionの高機能版で64ビットOSに対応の他、CD/DVDからブート出来るLinuxベースのブータブルディスクを作る機能が付属しています。掲載がちょっと遅れてしまいましたが今月の20日にEASEUSのロビン氏からProfessional Editionを1月31日まで無料で配布するので紹介してほしいとの連絡を頂き、ここでProfessional Editionに少しだけ触れておきます。
ブータブルディスクはメニューバーの「Tool」から「Create Bootable Disk」で作成出来ますが、インストールフォルダの「bin」フォルダ内にある「image.iso」を直接ライティングしても作成出来ます。
ブータブルディスクを起動させると最初にビデオドライバの選択があり、通常は一番上のドライバを選択しますが、PCによってはこれで起動出来ない場合もあるので、その際は他のドライバを選択して下さい。
完全に起動するとWindows上で起動したEASEUS Partition Masterとほぼ同じGUIでパーティションの操作も同じ手順で行う事が出来ます。但しビデオドライバがモニターの解像度と違う場合は若干ぼやけて表示されます。
当然ながらHome Editionで表示されていた上部の広告もProfessional Editionでは表示されません。通常$39.95で販売されている物なので、すぐに使用する事がなくてもこの機会に是非ダウンロードを!
(注)Professional Editionの無料配布は終了しました。