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今年お世話になったフリーソフト2014

 2014年はスマホやタブレットの普及によりPCの利用者がかなり減少したそうです。最近では言葉の面でもソフトよりアプリと言う方が一般的になりつつありますね。それはさておき今年もこの時期恒例の私的に世話になったフリーソフトを下に纏めていきます。

マウスユーティリティ

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かざぐるマウス

 ご存知の通り昨年に突如公式サイトが閉鎖され開発も途切れてしまったソフトで、最近まで幾つかの他のソフトで代用していたのですが色々と不満があり結局又使い始めました。上述通り公式サイトは閉鎖したのですが正式版と開発版をわすれなぐさというサイトが再配布しています。正式版の1.66はWindows 8で動作しないのですが開発版の1.67 Betaは8で動作する上に10 Preでも動作する事を確認しています。

 既に開発が終わった物を使い続けるのには若干の抵抗もあるのですがタスクボタンのホイール回転でウインドウの表示と最小化の切り替えや非アクティブウインドウのスクロール、スクロールバーのホイール回転で高速スクロール、マウスジェスチャ、ウインドウの最前面表示やトレイへの最小化といった様々な機能が私のWindowsの操作感覚に染み付いてしまっているので、中々このソフトから離れられません。

ドック

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Winstep Nexus

 ドックとアプリケーションランチャの境界というのが今一分からない所があるのですが、ランチャが登録プログラムの起動に特化しているのに対してWindows用ドックはランチャ機能に加え派手なアニメーションと時計等のアクセサリが付属する物という解釈で大体合っていると思います。今年当サイトに掲載したソフトの中で私が最も気に入ったソフトがWinstep Nexusというドックで、設定が分かり難い部分もありますが非常に多機能で現在愛用しています。

 Winstep Nexusの魅力をいくつか書いていくと、まずスキン(テーマ)が豊富で標準で28種類のスキンを備えています。タスクバーのように起動中のウインドウのボタンを表示でき、トレイアイコンまでドック内に表示出来るので人によってはタスクバーが不要になるかもしれません。アナログ時計やCPUメーター、RAMメーター、メールチェッカー、天気モニターといったアクセサリが付属しています。ウインドウ最大化時にウインドウに被らずに表示させる事が出来るのでサイドバーみたいな使い方も出来ます。私はデスクトップ上に常にアナログ時計とCPU使用率を表示させていたいので以前まではWindowsサイドバーを使っていましたが現在はWinstep Nexusがその役割を果たしてくれています。

画像減色、容量削減

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PNGoo

 もうかなり前からウェブサイト用の画像はPNG形式が最適だと思ってましたけど、ここ何年かの間に流行している自炊(自分で行う本の電子書籍化)なんかにもJPEGよりPNGの方が向いてると思ってます。ただ標準のままだと異常にファイルサイズが大きいのがPNGの欠点なのですが、PNGooで減色するとビックリするぐらい容量を削減出来ます。しかも減色と言っても標準設定だと人間の目では殆ど劣化を判別出来ないので良いこと尽くめ。

 以前まではYukari付属のBlastPNGを愛用していましたが、今年からはPNGooで当サイト掲載のソフトのスクリーンショットを減色しています。物によっては明らかな劣化が確認出来てもJPEG形式の方が良い場合もありますが、ネット上に公開するような画像の多くはPNG形式にしてPNGooで減色して容量を削減しておくのがお勧めです。

デスクトップ整理

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Nimi Places

 Nimi Placesは指定フォルダの中身をデスクトップ上に表示しておくソフトです。エクスプローラで開いているフォルダと近い感覚でファイルを移動したり出来ますし、デスクトップ上に散らばっているショートカットアイコン等を整理するのにも便利。それぞれのファイルやフォルダにラベルを指定して目的別に色分けしたりロックでマウス操作を受け付けないようにしてデスクトップ作業の邪魔にならないようにする事も出来ます。使ってみるまで関心が低かったのですが実際に使ってみると中々便利。

 現在最新のバージョン20141225は展開後のフォルダの構造とかに問題があるようで私のPCだと正常動作しません。多分作者の方のミスだと思うのですが古いバージョンが配布されていないので、もし使えないようだったら諦めて修正されるのを待ちましょう。

ネットラジオ

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Aradin

 録音機能といった物はなくただネットラジオを聴取するだけの機能に特化したソフト。以前まで初期起動の反応が悪かった部分があったのですが、今年開発が別の作者に引き継がれてかなり初期起動後の反応が改善されています。民法ラジオのradikoやNHKのらじる★らじるに対応していますが、それ以外にもコミュニティーFMも大量に登録されているのでradikoで配信している放送局が少ないとか配信してないという地域の居住者でも十分にラジオを楽しめます。

 軽さやシンプルさを重視したソフトなので機能は少ないですがOTTAVA辺りでクラシックを流しながらPCで作業するのに丁度良いソフトで、結構長い事愛用しています。

リネーム支援

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ReNamer Lite

 大量のファイルのリネームが必要になった時、今まではFlexible Renamerを使っていたのですが、今年からReNamer Liteを使い始めました。大量のファイルのリネームなんてそんなに頻繁にする機会はないのでFlexible Renamerだと使い方を忘れてしまって困る事が多かったのですが、ReNamer Liteはかなり感覚的に一つずつルールを追加していくだけで使えるので、初めてリネームソフトを使う方でも目的通りのリネームが出来ると思います。

 UIは日本語ですが海外のソフトなので表現に違和感がある所もあり、例えば3桁の連番を追加したい場合に「指定した長さまで埋める」という欄に桁数の指定があったり特定の文字種を削除するのに「ストリップ」という表現が使われていたり、他にもメニューや説明の部分で若干戸惑う所もあるのですが複雑なリネームが必要だけど割合簡単に出来るソフトとしてはかなり優秀です。

ファイル検索

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UltraSearch

 エクスプローラからのファイル検索て狭い範囲なら悪くないのですが広範囲で検索したい場合、遅いし見付からないしで殆ど役に立たないですよね。UltraSearchなら起動時に若干の待ち時間はありますが、あっと言う間に見付かります。しかもインデックスファイルやキャッシュファイルを作る事無く、さっき作ったばかりのファイルでも直ぐに見付ける事が出来ます。ちょっと気に入らない部分があるとすれば画面上部にProfessional版の広告が表示される事ぐらいでしょうか。

 UltraSearchと似た仕様のMasterSeekerというファイル検索ソフトもあり、こちらもNTFSのMFTを元にファイルを見付けだす仕組みになっているのですがMasterSeekerの起動時のキャッシングの方がUltraSearchの起動より長いのでUltraSearchの方を愛用。どちらもファイルシステムがNTFSでフォーマットされているディスクドライブじゃないと使えないという欠点はあるのですが、NTFS以外でフォーマットしているドライブを使う機会が滅多に無い私としてはかなりお気に入りのソフトになっています。

ソフトウェアのポータブル化

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Cameyo

 ポータブル化という表現が正しいのか分かりませんが、Cameyoはインストール作業が必要なソフトを単体のプログラムファイルで動作するように作り変えるソフトです。インストール作業が必要なソフトは大体レジストリだったりAppフォルダにユーザの設定等の様々な情報が保存されているのですが、これらを仮想的に内部で用意して単体で動作するように実現しているみたいです。インストールする度に一から設定が必要なソフトなんかはCameyoの恩恵を受けられます。

 残念ながら全てのソフトをポータブル化とはいきませんが、自分が試してみた範囲では完璧に動作するのは50%程度で一応は動作するけど挙動不審という事も少なくありません。ポータブル化する作業は以前のバージョンでは結構時間が掛かったのですが最新バージョンではかなり改善されています。それと自分でポータブル化しなくても他のユーザがCameyoで作ったポータブル版をダウンロード出来るので目的のソフトが登録されていたらダウンロードするだけで使えるのも魅力です。

メディアプレイヤー

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Media Player Classic - BE

 かなり前からメディアプレイヤーはMPCを使ってましたが開発が止まってからはMPCの派生版に移行。幾つかある派生版の中でも私が気に入って使っているのがMPC-BEです。MPCにあったバグの改善や8/7といった最近のOSで安定動作するだけでも十分なのですが、シークバー上にマウスポインタを乗せるとその時間のシーンをサムネイルで表示する機能が独特で面白い。動画の種類によってはサムネイル表示が遅いので、ここら辺の機能の強化には期待しています。

 それと元祖MPCは一部を除いて別途コーデックが必要だったのですがMPC-BEは大概の動画を内蔵デコーダで再生出来るのも便利。DVDビデオのISOイメージファイルなんかもいちいち仮想ドライブでマウントせずに画面にドロップして再生出来ます。

仮想PC

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Andy

 お世話になったというより2014年に当サイトに掲載したソフトで一番感動したソフトとしてAndyを挙げておきます。AndyはAndroidエミュレータでWindows上に仮想的にAndroid機を実行するソフトです。VirtualBoxの仮想化技術を利用しているのでVirtualBoxも一緒にインストールされますが、VirtualBox側の操作でスナップショットも利用出来ます。画面サイズもある程度自由に変えられるのでスマホやタブレットよりも大きいPCの画面でゲームしたりも出来ます。

 Google Playも標準インストールされているので初期設定が終わったら最初にGoogle日本語入力をインストールしておくのをお勧めします。他にもGoogle Play経由で様々なアプリをインストール出来ますが飽くまでも仮想的にAndroidを実行しているので全てのアプリが動くわけではありません。

2014年最後に

 今年はWindows XPのサポートの終了が大きな話題になりましたが来年2015年にはWindows 10の公開が予定されています。個人的にはそれに合わせて新しいPCを新調したいと考えていたりします。最後に今年一年ご愛読有難うございました。来年度もフリーソフトナヴィを宜しくお願い致します。

フリーソフトナヴィその他今年お世話になったフリーソフト2014