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IT関連 2016年の展望

 昨年は円安もあって満を持して発売されたSkylake CPUのコスパの悪さにガッカリしたり何故かスティック型PCが各社から続々発表されてIT関連に対しては個人的に興味の薄い一年でしたが、今年2016年の展望を私なりに書いてみました。

MVNOとSIMフリー端末の流行

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 今まではdocomo、au、SoftBankの3大キャリアがモバイル通信サービスのシェアの殆どを占めていましたが、昨年からMVNOによるサービスが本格化して格安でスマホを利用出来るようになりました。現状では思ったほどには流行ってない印象ですが、各社からそれに合わせてSIMフリー端末が続々と発売されていますし今年あたりから本格的に流行るんじゃないかと予想しています。ただ3大キャリアとの2年縛りといった契約が切れるまでは他社に乗り換えられないという方も多い筈で、今年よりは来年2017年か18年の方が本格化する事が予想されます。

 因みに私が現在利用しているのがmineoという関西電力系列のケイ・オプティコムが運営しているモバイル通信SIMで、MVNO事業者では珍しいauの通信網が提供されていたのですが昨年9月から始まったDプランではdocomoの通信網を利用出来るようになりました。これによりdocomoのスマホでもmineoのSIMが利用出来るので手持ちのdocomo AQUOS PHONE ZETA SH-01Fでmineo SIMを使っています。料金は高速データ通信が月500MBまでのDプラン通話SIMで税別1,400円、もしSIMフリー端末や手持ちにau端末があればau通信網を利用するAプランを月1,310円で使えます。もっと安い所だと楽天モバイルの高速通信無しの常時200kbps制限で月に税別1,250円の通話SIM何てのもあります。

 但し一般的に白ロムと呼ばれる携帯端末でMVNOのSIMを利用するとテザリングが出来ない、機種によってセルスタンバイによるバッテリーの無駄使い、A-GPSが利用出来ない等の問題が起こるのでMVNOを利用するなら断然SIMフリー端末が欲しい所です。

PC需要の落ち込み

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 少々暗い話題になりますが日本経済新聞の記事によると2015年のパソコンの世界出荷数が前年比10.4%減少し、過去最大の落ち込みになったそうです。そして恐らくは2016年もこの傾向は続きPC需要の落ち込みから出荷数も減少する事を予想します。近年PC需要が減少した理由としてはスマホの普及が挙げられますが、最近ではPCの性能も伸び悩んでいる事から壊れるまで買い替えないというユーザも多いのではと想像しています。

 10年ほど前まではPCは3年経つと使えないというのが私の認識だったのですが、Windows 7に合わせて購入した5年以上前のPCが8、10を経た今も現役で問題なく動いており新しいCPUは思ったほど魅力が無いとなるとやはり新しいPCへの購入意欲がわきませんね。ただ世界的にPCの出荷数が落ち込んでいる中でAppleのみが前年比増というITmediaのニュース記事もあり、Windows離れというのも要因なのかもしれません。

4K スマートテレビが買い時?

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 現在一般的なテレビは32インチぐらいまでが1366x768ピクセル、40インチ前後からそれ以上が1920×1080ピクセルのパネルが採用されていますが、最近発売されているテレビでは3840×2160の4Kと呼ばれる解像度のテレビも目立つようになりました。以前まではとても手が出ないほど高価でしたが昨今では40インチ台であれば10万円ほどで購入出来るようになっています。ただ残念ながらその解像度を生かせるソースの方が不足気味な印象はありますね。

 私的に4Kへの興味はそれほど無いのですがSONYのAndroid TV搭載BRAVIAやパナソニックのFirefox OS搭載VIERAといったスマートテレビには興味を惹かれる所がありまして、今使っているテレビが壊れたら現状で十分普及価格帯になっている4K スマートテレビを買おうかと目論んでいます。テレビの売り上げは大きなイベントがある年に伸びるという話がありますが今年はリオデジャネイロオリンピックが開催されるので夏場には景気の良い話が聞こえてくるかもしれません。

ウェアラブル端末の流行

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 しないよって思いますよね?私も昨年春にApple Watchが発売された当初はそう思っていましたがApple Watchは既に1,300万台出荷されていますし売れていないようで意外に売れているんですね。そしてウェアラブル端末は必ずしもスマートウォッチの事を指すわけでは無くグンゼが開発した着るだけで心拍数や姿勢、消費カロリーを記録出来るウェアラブル肌着といった物も含めて身に付ける情報端末全般を指す言葉となっています。ウェアラブル端末の主流がスマートウォッチである事は間違いありませんが、今年は身に付ける情報端末というのがそこそこに流行るのではないかと予想します。

 因みに私のスマートウォッチの本命としてはCASIOのWSD-F10。AppleやASUS、SONYといったPCメーカーや家電メーカーでは無く時計メーカーが作るスマートウォッチには強く期待してしまいます。

電子書籍の流行

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 若干古いデータではありますが国内での電子書籍の売上額は電子書籍ビジネス調査報告書2015によると2014年時点で約1,400億円にまで伸び、書籍全体の約10%の売り上げに相当するそうです。2015年の売り上げは今年の夏ごろに発表される予定なのでまだ分かりませんが、このような数字を見ると既に流行っているという見方も出来ますね。私も最近では殆ど電子書籍しか購入した記憶がないのですが、欠点としては紙の書籍の発売よりも電子書籍の発売が遅れる事によくイライラさせられます。

 まあ私が購入する書籍は大概は漫画なのですが、紙よりも若干安い事と頻繁に割引きキャンペーンをやっているので電子書籍の方が凄くお得です。例えば楽天ブックスの電子書籍なんて初めての利用の際に450円や500円のクーポンが利用出来るので漫画本なら殆どタダ同然で購入出来てしまいますし、以前作ったアカウントを忘れてしまってアカウントを作り直せば初めての方限定クーポンが使えてしまいますし。まあちょっとセコイ話が出てしまいましたが購入月の翌月には200円引きクーポンや楽天銀行を利用している都合上、自然に貯まったポイントの消化にも便利だったりします。又、楽天ブックスに限らず他の電子書籍販売サイトでも様々なお得キャンペーンをやっているので利用しない手はありません。

 それらを踏まえた上で紙よりお得な電子書籍の利用者がもっと増えたらいいなという、展望というよりは私の希望でもあります。もっと利用者が増えれば電子化されていない書籍の電子書籍化や遅い発売日の改善が進むと思うのですけどね。

ヤフオク利用料の値上げ

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 最後に、もう展望でも何でもなく決定事項ですが2016年2月16日からヤフオクの利用料が改定されます。これは昨年末に発表されていましたが、少し前にYahoo!プレミアムの料金も上がった事もあってかなりイラッとしました。改定内容は落札者側に限れば良くなる部分もあるのですが出品者側には痛い手数料の値上がりで、ネットオークションでほぼ独占状態の弊害を感じます。こうなったら2番手の楽天オークションに頑張ってもらいたい所ですが、残念ながら楽天はあまりオークションに力を入れている感じがしませんね。

 実はYahoo!ショッピングはAmazonと楽天をかなり後ろから追いかける立場上、昨年から気前よくポイントをばら撒きしていて私もかなり利用しました。しかし無料という餌やばら撒きで人を集めておいて独占状態になってからじわりじわりと改悪していくやり口には不信感を覚えます。私自身はそれほどオークションで出品する事は無いのですが、これを機にどこか別のオークションへの大移動が起こらないかと小さな期待を抱いています。

フリーソフトナヴィその他IT関連 2016年の展望