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LastPassで快適ログイン

 ウェブサービスにログインする為のID/パスワードを保管して自動ログインを可能にするソフトはいくつかありましたが、LastPassはこの類のソフトでは最も有名なロボフォームと同様にログインデータの保管とログイン支援を行う事が出来るフリーソフトです。
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 LastPassが若干特殊なのは最近流行のクラウド型ソフトウェアで、ウェブサービスにログインする為のID/パスワードのデータは暗号化された状態でLastPassのサーバーに保管されます。基本的にはウェブブラウザにプラグインをインストールして使用しますが、LastPassのアカウントのみでもLastPassにログインして使用する事が出来ます。

 又、無料で利用出来るフリー版と有料のプレミアム版がありますが、フリー版での利用でも登録数に制限が無く、フリー版同士で比較するとロボフォーム以上と言ってもいいでしょう。

 LastPassの対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000、プラグインのインストールに対応するウェブブラウザはInternet Explorerの他、Firefox/Google Chrome/Opera/Safari(一部機能制限有り)と幅広い環境に対応しています。フリー版とプレミアム版の違いは携帯電話やタブレット機器での利用、LastPassへアクセスする際にセキュリティーを強化するLastPass Sesame、アプリケーションへの自動記入が出来るLastPass for Applications等の機能がプレミアム版の場合のみ利用する事が出来ます。

 LastPassの魅力をいくつか挙げると入力フォームへの自動記入の動作がスムーズな事や、前述したようにログインデータはLastPassのサーバーに保管される為、異なるウェブブラウザ間でもログインID/パスワードを共有でき、プラグインをインストールしていないウェブブラウザの場合は、LastPassのウェブサイトにログインして保管されているログイン情報のリストをクリックするだけで、そのウェブサービスにログインする事も出来ます。

LastPass ダウンロード/インストール

 LastPassは下記ページからダウンロード出来ます。言語が英語になっている場合はページ上部にあるメニューから日本語に変更出来ます。

LastPass公式サイト ■各ブラウザ用プラグイン

 ここではInternet Explorer/Firefox/Google Chromeのプラグインが含まれるLastPassユニバーサルWindowsインストーラを使ったインストールを例に説明していきます。

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 ダウンロードしたLastPassユニバーサルWindowsインストーラを実行してインストールを行います。最初に表示される画面を「Next」で進むとプラグインをインストールするウェブブラウザの選択画面に切り替わります。

 プラグインをインストールするウェブブラウザを選択して「Next」で進みますが、インストール対象のウェブブラウザが起動中であると、そのブラウザを閉じるようメッセージ画面が表示されます。

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 次に「Do you already have an account?」(アカウントを既に持っていますか?)という問いの画面に移ります。

 初めてLastPassを使用する場合はアカウントを作っていない筈なので3項目にある中の一番上の「I do not have...」を選択。既にアカウントを所有している場合は真ん中の「I already have...」を、ここから項目を一気に飛ばす場合は下の「Skip」を選択して「Next」で次に進みます。ここでは「I do not have...」を選択してアカウント作成に進みます。

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 LastPassアカウントの新規作成画面になります。一番上からメールアドレス、次にパスワード、パスワードを忘れた時に思い出させるヒントを入力します。

 更に下にある項目は上から「LastPassのサーバーに暗号化されたログイン情報が保管される事を理解しているか」「ライセンスの規約に同意するか」「ログイン履歴を保持するか」となっており、それぞれの項目にチェックを入れて「Next」で進みます。

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 次にマスターパスワードを設定します。上で設定したメールアドレスとパスワードはLastPassにログインする為の物でしたが、ここで設定するのはログインID/パスワードの暗号化/復号化に使用する物です。基本的にはログイン用パスワードと同じ物を設定しておいて問題無いと思います。

 その次に表示される「Allow Lastpass to find insecure data on your computer?」は機械翻訳だと「Lastpassがあなたのコンピュータ上の不安定なデータを探すのを許しますか?」となりますが、私は「No...」を選択しました。

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 一番最後に2つの簡易設定があります。「When I close My Browser」はブラウザを閉じた時の動作設定で上がLastPassのログイン状態を保持、下が自動でログアウトになります。

 「Homepage Preference」はLastPassのサイトをホームページに設定するか否かで「Set LastPass...」でホームページに設定、「Do not set」でホームページに設定しません。最後に「Done」でインストール作業は終了します。

LastPass 使い方

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 LastPassのプラグインをインストールしたウェブブラウザはIEの場合ツールバー、もしくはコマンドバーにLastPassのアイコンが表示され、Firefoxの場合はアドオンとしてツールバーの一番右に表示されます。

 LastPassからログオフしている状態でLastPassを使用しようとすると最初にメールアドレスとマスターパスワードの入力が求められます。インストール時に設定しておいたメールアドレスとマスターパスワードを入力して「ログイン」で実行します。これでLastPassが使用出来る状態になります。

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 実際にLastPassを使う場合ですが、最初はウェブサービスのログインフォームに通常通りID/パスワードを記入してログインするとブラウザの画面上部に「LastPassにこのパスワードを記憶しますか?」と表示され、「サイトを保存」をクリックすると登録画面が表示されます。

 名前の欄は登録名になり自由に設定が可能で、グループはそのサービスを分類する為に使用します。お気に入りはLastPass独自のお気に入りに登録、パスワードの確認は文章のままの意味で、自動ログインはページを開いた時点でログインします。

 自動ログインは設定で自動記入が有効になっている場合にのみ動作し、一つのサービスで複数の登録がある場合は機能しません。最後に「サイトを保存」で登録が完了し、次回からは初期設定のままであればログインフォームに自動でID/パスワードが記入されます。

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 LastPassは上述したようにプラグインをインストールしていないウェブブラウザでもLastPassのサーバーにログインして使用する事も出来ます。既に登録されているログイン情報のリストはワンクリックするだけでそのサイトに移動して自動ログインする事が出来ます。

 又、「Edit」からは登録してあるログイン情報の編集、「Share」は指定したメールのアカウントとの共有、「Delete」で削除を実行します。

 他、ブラウザにインストールされたプラグインの各設定では自動記入や入力フォームの強調を無効にする事もでき、ツールバーにあるボタンの操作からフォームへの入力を行う事も出来ます。更にLastPassはいくつかのログイン入力支援ソフトのデータのインポートにも対応しており、ロボフォームの場合は「ログイン」→「リストを印刷」→「全URL」にチェックを入れて「保存」からHTML形式に保存しておく事でLastPassのインポート機能で取り込む事が出来ます。

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