でもやっぱり使い慣れたWindowsからは簡単に乗り換えられないし、Linuxって敷居が高いイメージがありますよね。そこでLinuxを手軽に体験する事が出来るライブCDを使ってみてはどうでしょうか?直接ハードディスクにインストールする事無く、CD又はDVDメディアからOSをブート(起動)する事が可能です。
Linuxを入手するにはLinux関連の雑誌を購入して付属のCD-ROMを使う方法もありますが、ウェブ上で日本語化されたLinuxを多数配布しているサイトも有ります。容量は最小の物で64MB、最大で700MB。下記のサイトから複数のバージョンのLinuxをダウンロードする事が出来ます。
ダウンロードにはTorrentも有りますが、私がダウンロードしようとした時はシーダーがいなかった為ダウンロード出来ませんでした。 Torrentを使っている人が殆どいないようなので、普通にダウンロードしましょう。私が実際にダウンロードして使ってみたのは「Kanotix」「Gentoo」「INSERT」の3つ。容量が最も小さい「INSERT」には特殊なウェブブラウザが付属していましたがまともにサイトが表示出来なかったのでお勧め出来ない。「Gentoo」には今まで聞いた事のないウェブブラウザが付属していましたが普通にウェブサイトを閲覧可能。
ライブCDの部屋でも推奨されている「Kanotix」はFirefox付属でネットの閲覧は問題なし。Windowsが起動しなくなった緊急時に「Kanotix」をブートしてFirefoxで検索して対処法を探すといった事にも使えそう。Firefox以外にも、2ちゃんねる専用ブラウザや Thunderbird(メーラー)、Gimp(ペインター)他、多数のソフトウェアが同梱されています。
ダウンロードしたファイルはISOイメージファイルの筈です。これをライブCDとして使うには、ISOイメージに対応したライティングソフトでCD-RやDVD-Rにライティングします。DVD-RWでも可能だったので、CD-RWでも問題ないでしょう。
フリーでISOイメージファイルに対応したライティングソフトはDeepBurner、Burn4Free CD & DVD、ImgBurn等があります。DeepBurnerやBurn4Freeを使用する時はデータ形式では無く、ISOモード等でライティングしないとライブCDにはならないので注意して下さい。
Linux ライブCDを起動するにはPC起動時にLinuxをライティングしたCD又はDVDを挿入しておけばいいのですが、BIOSの設定によってはCD/DVDドライブからのブートの優先順位がハードディスクより下だと通常通り起動してしまいます。
そんな場合はPC起動時に「F2」キーを何度か押してBIOSの設定画面を呼び出します。そこから起動の優先順位をハードディスクからCD/DVDが上になるように設定しておけばCD/DVDからブート出来ます(PCの機種によって操作は若干違います)。
私はLinuxに触れたのがついこの間という事もあって全く使いこなせてませんが、ここからはKanotixを簡単に紹介していきます。左の画像はCDからブートした初期オプション画面です。
私のPCだとACPI/DMAがonでは起動出来なかったので両方offを選択。ACPI/DMAに関して調べたら、ACPIはパソコンの電力制御に関する規格、コンピュータシステム内でのデータ転送方式だそうで…。
で、起動する途中がこんな画面です。CDからOSをブートするという特性上、どうしても時間が掛かります。実際に計った訳じゃありませんが、デスクトップが表示されて操作が出来るまでに5,6分待たされます。左の画像はデジカメで撮った為、ちょっとボケてます。