でも所詮は仮想PCなので実際のPCと比べると動作が鈍くなったりアプリケーションの起動が遅かったり、どうてもパフォーマンスが落ちてしまいます。そこで仮想PCソフトの良し悪しはどれだけ実機のパソコンと同じ位のパフォーマンスを発揮出来るかによるのですが、今までいくつか試した中では Parallelsが最も高いパフォーマンスを発揮しました。
仮想PCソフトもフリーソフトが増えてきた事もありシェアウェアのParallelsはちょっと微妙かもしれません。
しかしパフォーマンスの高さからParallelsを取り上げずにはいられなかったんです。元々ParallelsはMacでWindowsを動かしたい人に人気のようですが、Mac版と比べてWindows版は格安です。このサイトに訪れる人の多くはフリーソフトを期待していると思われるので、下ではParallelsに関して簡単な紹介だけしていきます。
他の仮想PCソフトと比較して明らかに速い。又、軽快に動作します。例えばペイントソフトの中では特に重いGIMP等も実機と殆ど変わらない状態で操作可能。私自身やった事ありませんが、3DゲームですらParallelsの仮想PC上で動かす事が出来るそうです。他、Windows Vistaにも対応済み。
ただ気になるのが、音が悪いんですよね。Windoes起動時の音とかが、途中で途切れたりノイズが入ったり。これは私の設定が悪いだけかもしれませんが、出来るだけ早く直してほしい所。後、複数の仮想PCを作っておくと、それの切り替えが使いにくいのも改善希望。
■Parallels公式サイト ■Parallels Workstation for Win&Linax
(注)ParallelsのWindows/Linux版の名称はParallels WorkstationでMac版はParallels Desktopになっています。
Parallelsは15日間、フル機能を体験する事が可能です。但しユーザー登録して「trial key」を入手しておく必要があります。登録情報は適当で構いませんが、トライアルキーは登録したメールアドレス宛に送られてくるので、メールアドレスだけは正確に登録しておきましょう。
Windows版Parallelsインストーラーのダウンロードは下から。
設定は全部英語ですが、他の仮想PCソフトと設定法はかなり近いので特に難しさはありません。ただ細かい所まで設定するには解り辛いかも。基本的には「New VM」からウイザードに従って設定していくだけですが。
忘れてはならないのが、ホストPCと仮想PCとを切り替える「Hot keys」の設定。Parallelsに限らず仮想PCでこれを忘れると、後で焦る事に。
他、好感を持てるのが、ホストPCと仮想PCとのファイルのやり取りが出来るシェアフォルダは簡単に設定する事が出来ます。ホストPC側の設定が必要ないので、気軽にシェアフォルダを追加していく事が出来ます。
海外のソフトを購入するのは結構大変ですよね。クレジットカードを使うのも恐いですし…。Mac版のParallels DesktopならPROTONが日本語版を販売していますが、値段が本家の2倍近くするので避けた方がいいでしょう。どっちにしろMacは持っていないので関係ありませんが。
Windows版のParallels Workstationを購入するには直接本家から購入する以外にアルテックで代行購入してもらう事も可能です。Mac版も代行購入してもらった方が断然安いので日本語版にこだわらなければ、こちらで購入した方がいいでしょう。
フリーソフトの中にも優秀な仮想PCソフトがあります。Parallelsと比べて多少パフォーマンスは落ちますが、Microsoftが無償で配布しているVirtual PC 2007やオープンソース版もあるVirtualBoxも中々優秀。特にスピードにこだわらなかったり仮想PC上で特別重たいソフトを動かしたりしないのであれば、ここら辺で事足りるかもしれません。