Paragon Backup & Recoveryはいつでも好きな状態をバックアップし、復元する事が出来るフリーソフトです。バックアップや復元にはそれなりの時間が掛かる為、バックアップ不要なファイルやゴミ箱内のファイルは削除しておきましょう。
Paragon Backup & Recoveryを起動してツールバーにある「Back up」ボタンか左メニューにある「Back up Disk or Partition」をクリックするとバックアップウィザードのウインドウが表示されます。
Welcomeと表示されたウインドウから「Next」で進むとハードディスクとパーティション一覧が表示されたウインドウが表示されます。
ここではバックアップしたいハードディスクかパーティション単位でチェックを入れて選択しておき「Next」で進みます。又、MBRのみをバックアップする事も可能で、パーティション単位でバックアップする際はMBRも一緒にバックアップしておくとWindowsが起動できないトラブルもMBRの復元で回復出来る場合があります。
更に進むと「Save data to local/network drives」と「Burn the data to CD or DVD」の2つの選択肢がありローカルハードディスクやネットワークドライブにバックアップイメージを保存する場合は「Save data to local/network drives」を、直接CDやDVDにバックアップイメージをライティングして保存する場合は「Burn the data to CD or DVD」を選択します。
ここではローカルハードディスクに保存する事を前提に進めていきます。
次にバックアップイメージの保存先を指定します。ハードディスク単位でバックアップするならバックアップ元とは別のハードディスクを、パーティション単位なら別のパーティションを選択します。
次に進むとバックアップイメージにコメントを入れる欄と「Back up now」「Schedule backup」の2つの選択肢のあるウインドウが表示され、「Schedule backup」を選択した場合は日や週、時間を指定し自動でバックアップする事が出来ます。ここでは「Back up now」で進みます。
バックアップ内容の確認後、ウィザードを終了してメインウインドウに戻ります。ウィザードで設定した内容を実行する場合はツールバーにある「Apply」をクリック。隣の「Discard」で取り消しになります。「Apply」で実行するとダイアログが表示され「Yes」をクリックすると指定しておいた場所にバックアップイメージの作成が開始されます。
バックアップイメージの作成が完了したら一度保存先を確認してみて下さい。
上で作ったバックアップイメージを元に今度は復元方法を説明していきます。まずツールバーか左メニューにある「Restore」をクリックしてRestore Wizardを起動し、「Next」で進みます。
ここで保存しておいたバックアップイメージを選択するのですが、それが自動で表示されなかった場合は「Switch to Archiive List View」からバックアップイメージが保存してあるフォルダを選択して「Next」で進んでいきます。
復元元となるハードディスク、又はパーティションを選択します。+ボタンをクリックして特定のフォルダやファイルにチェックを入れ、フォルダやファイル単位で復元する事も可能です。
その後、復元先となるハードディスクかパーティションを選択して進みウィザードを終了させ、バックアップ時と同様にメインウインドウの「Apply」で実行します。現在起動中のシステムパーティションを復元する場合はダイアログが表示され「Restart the computer」をクリックして再起動させる事でWindows起動時に復元が実行されます。
Paragon Backup & Recoveryはブータブルディスクからバックアップや復元を行う事が可能で、インストールしたフォルダ内にあるISOイメージをディスクにライティングしておくか、「Recovery Media Builder」からブータブルディスクやブータブルUSBを作る事が出来ます。
Windows上で起動した時と比べインターフェイスが簡素になっていますが基本的な操作はほぼ一緒でウィザードからバックアップ/復元の設定を行い「Apply」で実行します。