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Paragon Backup & Recovery 2014 Free 詳細

 最近ではWindowsに標準でシステムイメージバックアップ機能が搭載されるようになったので若干有り難味は減ったのですが、この分野では老舗的なソフトであるParagon Backup & Recoveryの最新版2014の使い方を下に掲載します。
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 Paragon Backup & Recoveryはハードディスク(以下HDD)やパーティションの現在の状態をバックアップして後から復元する事が出来るソフトです。一般的にはPC購入時やWindowsのインストール直後の初期状態をバックアップしておいてシステムトラブルやウイルス感染した時に元に戻すといった使い方が多いと思います。最新の2014では初期起動時の画面がModern UI風のタイルボタンになり、このボタンから目的の操作を行っていきます。但し無料で使えるフリー版ではパーティションのサイズの変更や移動といったいくつかの機能は制限されています。

 対応OSは8.1含む8/7/Vista/XP/2000となっており2014はBIOSの後継に当たるUEFIでも使用出来るようになりました。また以前のバージョンまではフリー版でもプロダクトキーとシリアルナンバーの取得が必要でしたが2014では通常の使用では不要になりました。但しリカバリメディアビルダーのダウンロードの際はParagonのアカウントの作成が必要です。

Paragon Backup & Recovery 2014 Free ダウンロード/インストール

 Paragon公式サイトのダウンロードページから辿っていくとDownload.comに繋がります。64ビットOS用と32ビットOS用とではインストーラが別となっているので使用するPCに合う方をダウンロードして下さい。

Paragon Backup & Recovery 2014 Free 64ビット版

Paragon Backup & Recovery 2014 Free 32ビット版

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 ダウンロードしたインストーラを実行すると最初にVisual C++ランタイムのインストールが始まります。Visual C++のインストールが完了すると規約の同意画面が表示されるので「I accept..」を選択してウイザードを進めます。その後はユーザ名の入力とインストールするアカウントの選択、インストール場所の選択画面が表示されますが変更する必要は無いので「Next」でウイザードを進めていきインストールを完了させます。

Paragon Backup & Recovery 2014 Free バックアップ操作

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 パーティションやHDDの現在の状態をバックアップするには「Backup to Virtual Disk」を選択してバックアップウイザードを起動します。下にあるオレンジのタイルボタンの「Backup & Recovery」はバックアップや復元の他、パーティションの移動といった様々な操作が出来る「FULL SCALE LAUNCHER」画面に切り替える事が出来ますが多くの機能はフリー版では制限されているので殆ど使う機会は無いと思います。切り替え後に元に戻したい場合は上部メニューにある「Express Mode」ボタンで戻す事が出来ます。

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 バックアップウイザードを起動すると最初に「Welcome...」と表示されるので「Next」ボタンで進み「Specify backup object」画面でバックアップするパーティション、もしくはHDDを選択します。ここで「Shift」か「Ctrl」キーを押しながら選択すると複数のパーティションやHDDを選択してバックアップ出来ます。又、下部にある「Change...」にチェックを入れて「Next」で進んだ場合はパラゴン標準のバックアップ方法とは別の形式でのバックアップや圧縮度の選択、一定容量での分割保存、パスワードで暗号化といった設定が行えます。

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 最後に「Backup location」の欄でバックアップファイルの保存先の選択をします。通常は保存するパーティションと別のパーティションや別のHDDを選択する方が好ましいのですがバックアップ対象と同一のパーティションを選択して保存する事も出来ます。「Backup name」はファイル名で標準だとバックアップ時の日付と時間になります。その下の「Backup description」は後から復元する際に目安となる記述で、どのような状態をバックアップしたかといったメモを記述しておくと復元時の参考として役立ちます。この画面を「Next」で進むとバックアップが始まります。

Paragon Backup & Recovery 2014 Free 復元操作

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 復元を行う際は「Restore from Virtual Disk」から復元ウイザードを起動します。復元ウイザードを起動するとバックアップウイザードと同様に最初に「Welcome...」画面が表示され「Next」ボタンで進むと「Browse...」画面に移ります。ここで復元したい状態のバックアップファイルを選択するのですが、何も表示されていない場合は+マークのアイコンの「Add...」ボタンをクリックしてバックアップファイルを画面に追加します。表示されたバックアップファイルをクリックして選択すると作成日時やコメントが表示されます。

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 バックアップファイルを選択して進むと「What to restore」画面に移り、復元を行うパーティションやHDDを選択します。例えばHDD全体を丸ごとバックアップしていた場合、その中に含まれる特定のパーティションのみを復元といった事がこの画面で選択出来ます。更に「Next」で進むと「Where to restore」画面で選択したパーティションやHDDを復元する場所を選択します。ここで本来復元するべき場所を間違えるとかなり面倒な事になるので注意して進めて下さい。又、既存のシステムドライブが復元する場所の対象になっていると警告画面が表示されますが「Yes」で閉じて進めます。

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 最後に「Restore results」画面で「Next」と進むと復元が開始されます。ここではパーティションのみを復元する設定にしている場合は復元時のパーティションのサイズを変更する事が出来るようになっています。又、起動中のシステムドライブの場所に復元する場合は「System restart is...」という画面が表示されるので「Restart the computer」を選択して再起動を行います。この操作を行うとWindows起動前にParagon Backup & Recoveryが起動して復元が実行されます。

Paragon Backup & Recovery 2014 Free その他

 Paragon Backup & Recovery 2014では初期起動時の画面のタイルボタンにある「Incremental Backup」で既存のバックアップから変更された部分のみを追加でバックアップする増分バックアップを使用出来ます。この機能は毎回フルバックアップするよりもバックアップの容量を節約出来ます。他に「Manage Backup Capsule」はバックアップファイル用の専用パーティション作成機能、「Transefer Files」はファイルの移動機能となっています。

 もう一つ最後に重要なブータブルディスクからの起動ですがParagon Backup & Recoveryをインストールしたフォルダ内のISOフォルダにLinuxベースのブータブルディスクが収納されています。Windows PEベースのブータブルディスクを作成したい場合はParagonのアカウントを作成してログインするとブータブルメディアビルダをダウンロードでき、それを使い作成出来ます。

フリーソフトナヴィその他Paragon Backup & Recovery 2014