radikoを聴いてみた

　元々radikoはラジオの電波が入りにくい難聴地域をカバーする目的で東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、奈良に限定して開始され、今月の25日と4月中旬には配信エリアが拡大する予定になっています。当方では今まで聴取エリア外だった為、radikoを聴く事が出来ませんでしたがもうすぐradikoを聴く事が出来るようになりそうです。

　さて、この記事を書いている現在、私の居住区はradikoの聴取エリア外なのですが、radikoを聴く事が可能となっています。皆さんもご存知の通り今月の11日に起こった東北地方太平洋沖地震で多くの被害が出ましたが、現在radikoは緊急対応としてエリア制限を外し日本中でradikoの聴取が可能となっています。但しradikoを多くの方が聴取するとサーバーへの負荷が高くなり情報を必要としている方々が聴取出来なくなる事も考えられるので不必要に聴取する事はお止め下さい。

　radikoを聴取する方法は大きく分けて二種類あり、一つはウェブブラウザで直接radikoのウェブサイトにアクセスして聴取する方法があります。

　radikoのトップページを開くと上部に放送局一覧のリンクがあるので、それをクリックするだけで新規タブ、又は新規ウインドウが開き受信が開始されradikoを聴取する事が出来ます。但し聴取には事前にAdobe Flash Playerをインストールしておく必要があります。

　上の方法ではradikoの聴取に常時ブラウザを開いておく必要がありますが、もう一つの方法としてソフトウェアを使い聴取する方法があります。radikoの公式サイトではradiko聴取用のガジェットを配布しており、これをインストールする事でブラウザを開かずにradikoを聴取する事が出来ます。

　このガジェットを使用するにはAdobe Flash Playerの他、Adobe AIRを事前にインストールしておく必要がありますが、radikoガジェットのダウンロード時に一緒にダウンロードとインストールが行われます。

　現在は緊急対応により日本全国でradikoを聴取する事が出来ますが、本来は特定の地域に特定の番組しか聴取する事が出来ません。例えば東京在住者であれば関西向けの番組を聴取する事ができず、一般的なラジオのように電波さえ受信出来ればどこの放送局の番組でも聞けるといった訳ではありません。このような制限を行っているのは複雑な著作権の問題や大手の放送局が地方の小さな放送局の聴取者を奪ってしまうのではないかという危惧が理由のようです。

　radikoは通常のラジオと違い聴取するにはインターネットに接続している事が必須となっていますが、地上波の電波で受信するラジオと違い他の電波の影響で雑音が入る事が無いので非常にクリアな音声を聴取する事が出来ます。又、テレビと違い音声だけで楽しむ事が出来るのでPCとの相性が良く、PCで作業をしながら聴くのにも適しています。

　radikoを聴取する方法はウェブブラウザでのアクセスや公式のガジェット以外にサードパーティ製フリーソフトを使う方法もあり、一部には録音機能を備えた物等もあります。これらのフリーソフトはいずれ当サイトで紹介していく予定です。又、上でも書いた通りPCとの相性も良く雑音の無いクリアな音質で楽しめるradikoを積極的に活用したい所ですが、現在は東北地方太平洋沖地震による緊急対応での配信という事もあり、被災地の居住者や避難生活を送っている方々が優先的に聴取出来るべきで、私個人としてはソフトウェアの動作チェック時等を除き一時は聴取するのを極力控える事にしています。

　最後に今月11日に起こった地震と津波は各地で多大な被害をもたらし、現在も避難生活を余儀無くされている方が大勢います。私も微力ではありますが被災地の一刻も早い復興を願って本日、小額ながら寄付金を送らせて頂きました。現在ネット上には有名団体を名乗り寄付金をだまし取ろうとするフィッシングサイトも出現しているようなのでご注意下さい。私が知る所、最も確実で有効に寄付金が使用される団体は日本赤十字社だと思います。もし興味がありましたら下記リンクから覘いてみて下さい。他、今回の災害で寄付金を受け付けている団体を記載しておきます。

■日本赤十字社 東北関東大震災義援金ページ

■Google

■Yahoo!ボランティア

■@nifty Web募金

■goo 募金

■Vector

■T-SITE