(注)このページの情報は古くなっており、Safariは現在最新版のバージョン4が公開され仕様が変更されている他、Netscapeは開発が終了になりました。
まず最初に言っておくとSafariのベータ版は現在の所、実用段階にありません。日本語環境での使用に問題があるのかまともに使用出来ないので特別興味がある人以外はインストールしない方がいいでしょう。ダウンロードする時にQuickTime付きとSafariのみをチェックボックスで選択出来るようになっており、メール欄は空欄のままにしておいてもダウンロード出来ます。
使用してみて最初は気付かなかったんですが初期状態では隠れているタブを表示してブラウザの標準になりつつあるタブブラウザとして使用する事が出来ます。
ダウンロードページに「Internet Explorer 7の最大2倍のスピードでページを読み込む」って書いてあったんで期待していたんですが、レンダリングスピードはそんなに速いとは思えませんでした。もちろん通信環境やPCのスペックによって差があるとは思いますが。
色々と設定を弄って独自機能等を見たかったんですが、残念ながらブックマークすら開けない状態で、ボタンをクリックする度に強制終了してしまい確認出来ませんでした。現段階では日本語環境で使用するにはかなり無理があるようなので、次回のバージョンアップではもう少し完成度が上がる事を期待しています。
Netscape Navigatorの日本語版は現在バージョン7.1までしかありませんが、既に9.0ベータ版が公開されています。かなり実用的な段階まで開発が進んでおり、特にバグも見当たりませんでした。
Firefoxをベースに開発されている事もあり、設定等の部分はFirefoxと殆ど同じだったりします。Firefox用の拡張も使用出来るので必要な機能を増やしていく事が可能。
独自の機能としてミニブラウザという機能が有り、サイドバーにミニブラウザを開いてリンクをドロップすればメインウインドウとは別にページを表示する事が出来ます。同じくサイドバーにリンクパッドという機能も有り、一時的にリンクを保存して後からそのページを閲覧する事が出来ます。
ミニブラウザやリンクパッドの機能に魅力を感じるならFirefoxユーザーはNetscape Navigatorに乗り換える価値があるかもしれません。但し日本語版は公開される可能性が低そう。他、AOLのサービスと連携するようになっていますが、日本のユーザーにはあまり関係なさそうです。
今回は二つのブラウザを簡単に紹介しましたが、Safariは殆ど使用する事が出来なかったのが残念。設定すら弄る事も出来ませんでしたが、 Safari独自の特別な機能は無いようです。ただセキュリティーの面では既存のWindows用ブラウザの中ではかなり強そう。逆にNetscape Navigatorは、ほぼ完成している印象。Firefoxの拡張がそのまま使えるのは大きいですね。最近では影の薄いNetscapeですが、もしかしたら多くのシェアを獲得するかもしれません。