セキュリティーソフト体験版生活

　セキュリティーソフトは殆どがフリーソフトで揃える事が出来るので、わざわざ体験版にこだわる必要も無いのですが、体験版を使うメリットとして全般的に検出率がフリーよりも高い、高機能、日本語に対応という事が挙げられます。後、現在の所Vista対応のアンチウイルスソフトはフリーでも有りますが、ファイアウォールの方が無いので、体験版に付属のファイアウォールを使えるメリットも有り。ファイアウォールはWindows付属の物じゃ不安ですしね。

　そこで下ではOSがVista、ハードディスクの使用領域が約20GBの環境で、有名セキュリティーソフト御三家ウイルスバスター、マカフィー、ノートンの体験版を使用した感想等を交えて紹介していきます。

　使用してみた感想ですが、ハードディスク全体をスキャンするのに掛かった時間が約18分、スキャンした項目が約105,000。一部のクッキーと faviconをスパイウェアと検出する等、微妙な精度。サーバーの状況にもよると思いますが、定義ファイルのアップデートが遅い。細かい所の設定を変更した後、反映されるまでにもたつく。検出率の評価もあまり高くないので、わざわざお金を出してまで製品版を買う気にはなれない。

　ハードディスク全体をスキャンするのに掛かった時間が約21分。スキャンした項目が95,000とウイルスバスターより少ないんだけど…。ウイルス検出率の評価は調査機関によってまちまちで、高く評価されている所もあればフリーソフト以下の評価もあります。しかし相変わらず重い。特にWindows起動時なんて、やたらもたつくし。でも私は過去に何度も助けてもらった恩があるので、嫌いにはなれないんですよ。後、torrentやってて突然ウェブブラウザでネットに接続出来なくなったりとかしたのは、マカフィーのせいでは無いです。一部のプログラム（McProxy.exe）が暴走しだすのもマカフィーの責任ではありません。私の普段の行いが悪いせいです。

　ハードディスク全体をスキャンするのに掛かった時間が、スキャンした項目約105,000で15分とこの中では最速。動作が全体的に安定している印象。ウイルス検出率も各調査機関で総じて高い。Windowsのアップデータの自動更新を有効にしておかないと、「リスクあり」とされるのは気にしない。試用期限が15日しかないのは、自信があるから？私はセキュリティー対策はフリーソフトでやるのがポリシーですが、正直「買ってもいいかな」と思えるソフトです。

　上で紹介した3つはアンチウィルスの他、ファイアウォール等が付属していますが、アンチウイルスだけで十分だという方なら評価の高いNOD32（30日間試用可能）があります。試用期限が長いものだとKINGSOFTのInternet Securityは6ヶ月間も試用出来ます。アンチウイルス、スパイウェア、スパム対応でファイアウォールも付属ですが、Vistaには未対応。私が今最も興味を惹かれているのがKaspersky（30日間試用可能）ですが、Vista対応はもう少し先になりそう。

　ここで紹介した以外にも多くのセキュリティーソフトの体験版が有りますが、これだけ多くの体験版があると体験版だけで一年間過ごせちゃいそうです。中には試用期間が終了したままで更新を怠っている人も多いようですが、セキュリティーソフト、特にアンチウィルスソフトは定義ファイルが古いままだと何も意味が無いので、どうしてもお金を使いたくなければ体験版生活をしてみてはどうでしょうか？

　但し、体験版ソフトのインストール、アンインストールを繰り返していくと、どんどんレジストリが汚れていきWindowsが不安定になる要因になるのでご注意下さい。私の場合、このままフリーのファイアウォールソフトがVistaに対応しなければノートンかKasperskyを購入予定。適当に体験版を使っている間にフリーのファイアウォールソフトがVistaに対応すれば、今まで通り全てフリーソフトでセキュリティー対策をする予定です。