
■TMPGEnc Video Mastering Works 5 (シェア)
長期間使用したい方はTMPGEnc Video Mastering Works 5がお勧めです。MPEG-2出力はもちろんの事、H.264形式もサポート。WMV/DivXへのエンコードも可能で、カット編集、クロップ、ノイズ除去等のフィルターも装備。この類では最高峰のソフトウェアと言えます。
下記のリンクからTMPGEnc 無料版をダウンロードして下さい。「Jpanese」でメインページを開いて上部のメニュー「Download」から無償版をダウンロード出来ます。 次に、まるも製作所から「MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In」をダウンロードして下さい。サイト内に使い方が説明されていますが、ダウンロードしたフォルダの中にある「m2v.vfp」「m2vconf.exe」の2つのファイルをTMPGEncのフォルダにコピーした後に、「m2vconf.exe」をダブルクリックで設定します。設定画面が出てきますが、設定変更は特に必要ありません。又、これを使えばAviUtlでもMPEG形式のファイルを扱えるようになります。
TMPGEncを起動するとプロジェクトウィザードが表示され、ウィザードに従って進めていく事で編集・変換作業を行う事が出来ます。
最初のフォーマットの選択では変換したい形式の選択となり、後でDVDビデオにする予定なら、DVD NTSCを選択(試用期間限定)、CD-RならビデオCDを選択します。どちらも間違って「PAL」を選択しないように。「PAL」は主にヨーロッパ等で使われ規格です。
ソースファイルの選択では編集元となるファイルを入力します。一般的な動画ファイルであれば映像ファイルの参照ボタンをクリックしてファイルを選択すれば音声ファイル側も読み込まれます。
ソースの詳細設定は読み込んだ動画ファイルを元に表示されているので、通常はこの部分を変更する必要はありません。
ここでは「ソースの範囲」、「クリップ枠」、「ノイズ除去」からそれぞれ映像に編集を加えます。
「ソースの範囲」では不要部分の除去を、「クリップ枠」では画面を上下左右の範囲を数値を指定して切り抜きます。クロップした場合、取り除かれた範囲は映像全体を引き伸ばして表示するか塗りつぶすかを選択出来る様になっています。
ソースの範囲ではシークバー(つまみ)を動かして位置を選択。フレーム単位で移動する場合はシークバーの右にあるボタンを使います。「開始フレームに設定」で編集するファイルの「初め」を選択、「終了フレームに設定」で終わりを選択すれば選択した開始フレームから終了フレームまでが出力されます。特定の範囲をカットしていく場合は、フレームを選択した状態にして「カット編集」で選択したフレームを消したり前後を消す事も出来ます。
クリップ枠では映像画面の上下左右を切り取ります。数値を設定する事で画面の上下左右が削られていき、削られた範囲は映像が引き伸ばされます。塗りつぶしを使えば映像を引き伸ばさずに設定した数値分、画面を塗りつぶします。塗りつぶしを使った方がエンコードのスピードが速くなります。
ノイズ除去では発生するノイズを除去する為の設定を行うのですが、実際弄ってみても変化を感じとれず。使うとしたら、「高画質モード」の部分にチェックを入れておくぐらいでしょうか。解らない場合は無理に設定する必要は無いと思います。この設定をすると、エンコードの時間が長くなります。
ビットレートの設定に移ります。ビットレートを変える事によって画質に影響します。言うまでも無く、高く設定すると高画質になる分ファイルサイズが大きくなり、低く設定すると低画質になる分ファイルサイズが小さくなります。
DVDに焼く場合、DVDの容量は4.7GBですがPCの容量計算とは異なり、実際には4.7GBのファイルは収まりません。後からメニューを入れたりすることを考えると4.2GBあたりを目安にすると良いと思います。
最後に出力ファイルの保存先と名前を設定してエンコードを開始します。