あまり評判のよくないVistaの後継OSとして期待は大きいようですが、少し触ってみた感じでは核の部分はVistaとあまり変わらない印象。ダウンロードは下記ページから行う事が出来ます。
(追記)2009年5月7日に製品候補版となるWindows 7日本語RC版が公開されました。RC版ダウンロードは以下のページから行う事が出来ます。32ビット版と64ビット版が用意されていますが、一般ユーザーは通常32ビット版になります。又、ダウンロードにはWindows LiveのIDでログインする必要があります。
今回のRC版で新たに公開された機能としてXPモードがあり、Windows XPの仮想環境で動かしているアプリケーションをWindows 7のデスクトップ上で操作する事が可能なようです。但しXPモードは標準機能として備わっている訳ではなく、Virtual PCを別途Windows 7にインストールする必要があります。Windows 7でXPモードを使用する場合は以下のページからVirtual PCとXP Modeの2つのプログラムをダウンロードしてインストールして下さい。
(注)XPモードを使用するにはIntel VT/AMD-Vのどちらかに対応している必要があるらしく、CPUがCore 2 Duoの上位モデル等でなければ動作しないようです。
ダウンロードしたWindows 7ベータを実機にインストールする場合は一旦ISOイメージファイルをDVDにライティングして、そのディスクをドライブに挿入してからインストールしていきます。インストールの工程は画面のグラフィックも含めてVistaとほぼ同じ。
最低限必要な環境として1GHz 32ビットまたは64ビットのプロセッサ、1GBのメモリ、16GBの空きハードディスク領域、DVD-R/Wドライブとなっています。
インストールが終了してWindows 7が起動すると赤、青、黄色、緑に光る4つの球体が出てきてWindowsのロゴになって表示されます。その後「ようこそ」と表示されVistaと全く同じメロディが鳴りデスクトップが表示されます。
初回起動時はインターネットの簡単な設定がある他、タスクトレイからWindowsアップデートやアンチウイルスのインストールに対する警告が表示されます。
デスクトップ画面で大きく変わったのがタスクバー。単純にデザインだけでなく起動しているアプリケーションは標準のままの設定だとアイコンで表示され、他のアプリケーションのタスクボタンと位置をドラッグで入れ替える事ができます。
又、グループ化を解除すると以前のように起動しているアプリケーションの名前でタスクボタンに表示されますが、同一アプリケーション同士は位置を入れ替える事が出来ません。他、エクスプローラにはVistaから大きな変更はないようです。
今までのWindowsでは隠れていたタスクトレイアイコンは矢印をクリックするとスライドして表示されていましたが、Windows 7からは矢印をクリックすると小ウインドウが表示され、そこに起動しているアプリケーションのトレイアイコンが表示されます。特定のトレイアイコンを常に表示するように設定しておけば、従来どおりタスクトレイに表示されます。
Windows 7ではVistaに引き続きサイドバーガジェットも搭載していますが、サイドバーは視覚的に見えないようになっています。又、常時がサイドバーに表示しているガジェットが見えるように最前面化する事ができず不便ですが、この部分は後から改善されるかもしれません。
お馴染みの電卓やペイントも搭載されており、ペイントは若干高機能化しています。他、Vistaではサイドバーガジェットの一つだった付箋紙が通常のソフトとして独立しています。
それ以外には、Internet ExplorerやMedia Player、DVDメーカー、Windows Defender等、Vistaで標準搭載だったソフトウェアが用意されていますが、メールソフトはWindows 7から標準で搭載しない事になったようです。但しWindows 7は使用できるソフトウェアがVistaと完全に互換があるとの事なので、別途Windows用メールソフトを用意すれば問題無さそう。