オープンソースのXviDは現在、有志の方によって開発されているので様々な所にダウンロードサイトが存在します。同じXviDでも、ダウンロードするサイトによっては品質に微妙な差があるかもしれません。とりあえずは、本家のXviDの公式サイトを紹介しておきます。
■http://www.xvid.org/ (公式サイトからはダウンロードできません)
上でも書いたようにXviDは有志の方によって開発されているのですが、公式サイト推奨のKoepi's Media Development Homepageを下で紹介します。念の為言っておけば、XviDもDivXと同様にコーデックそのものであって、これだけでは、動画変換はできません。
■Koepi's Media Development Homepage
Koepi's Media Development Homepageの左メニューにあるRelated LinksからXviDをダウンロードする事が出来ます。Sourceとなっている物は開発者向けのプログラムコードで一般ユーザーが使用する物ではありません。
XviDは設定の仕方によって変換後の画質や容量が大きく変わるので、非常に難しい印象があります。私自身、設定について全ては解りませんが、重要な部分だけを解説していきます。
■Profile@Level
解像度に制限をかけます。「Simple」は携帯電話向けARTS はリアルタイム通信向けとなっているようです。PC向けであれば、「AS(@L5)」。「unrestricted」は一切制限をかけない設定なので、これを選択するのが良いと思います。
■Encoding type
「Single pass」のままで良いでしょう。「Twopass」はファイルを解析してからエンコードするモードです。より高縮率、高画質を目指すなら2パスの方が良いのですが、2パスの場合かなりの時間が掛かります。
■Target quantizer/Target bitrate
ここで画質が大きく変わります。「Target quantizer」で設定する場合と「Target bitrate」で設定する場合の二通りがありますが、bitrateで設定した方が解りやすいでしょうか。今回の設定では、2000にしていますがファイルサイズも大きくなるので通常は1200程で。
■Profile@Level → more
「Profile@Level」 から「more」で細かい設定になります。自分でいろいろイジッテみるのも良いと思います。とりあえず左図では、実写映像の場合において、高画質重視に設定したつもりなので参考にしてみて下さい。それ以外の設定はマニアックすぎてよく解らないので、飛ばして今度は「Advanced Options...」。
■Motion search precision
ここも重要な部分です。「Ultra High」に設定しておくと圧縮率が高くなる分、エンコードに時間がかかります。「Very Low」は逆で「Medium」はその中間。ここをしっかり設定しておかないとソフトが不具合を起こす事があるので注意しましょう。
■VHQ mode
圧縮率に影響します。「Mode Decision」で良いと思いますが、「Wide search」あたりにすると少なからず圧縮率が伸びます。
■Use chroma motion
動き検出設定。特に変化無し。映像が悪くなった場合はチェックを外して下さい。
■Turbo
エンコードのスピードが多少上がる分、画質が下がるようです。
■Other
特に変更する必要は無いと思います。
これ以外にも多くの設定項目がありますが、変更しなくても特に画質や圧縮率には影響しません。又、エンコード後にタイムコードが入ってしまう時は、「Advanced Options」→上のタブの「Debug」→「Print debug in fo on each frame」のチェックが入っている筈なので、外して下さい。