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AVG Anti-Virus Free Edition 2011 ウィルス検出時の対応と対策

 前ページではアップデートと設定に関して説明しましたが、このページでは実際にウィルスが検出された際の対応方法を説明していきます。AVGにウィルスとして検出されても必ずしも悪意のあるファイルとは限らない為、あわてずに冷静に対応する事が重要です。

(注)このページは2011バージョンを元に画像と記事を掲載していますが、2012バージョンも機能や設定はほぼ同等になっています。

avg-27.png(10170 byte)

 常駐シールドが有効な場合、インターネット上からダウンロードしたファイル等に危険なプログラムが含まれていると「脅威を検出しました」というダイアログの後、左のウインドウが表示されます。

 前述した通り、検出したファイルが全て悪意のある危険なファイルとは限らないのですが、検出されたファイルの安全性を自身で判断出来ない場合は「すべての未修復の問題を除去」を選択します。

avg-29.png(13998 byte)

 右クリックから特定のファイルやフォルダをスキャンするシェル拡張スキャンやPC全体のスキャンを行った際に危険と判断されたファイルが検出されると左の画面が表示されます。

 検出されたファイルが修復、又は除去されていない場合は右下に「すべての未修復の問題を除去」ボタンが表示されるのでこれをクリックして問題を解決します。通常のPCスキャンの場合、自動で修復、又は除去が実行され、このボタンが表示されないようになっています。

ウィルス隔離室を確認

avg-31.png(10696 byte)

 さて、除去したファイルは即削除されるわけではありません。これらのファイルは一旦隔離室と呼ばれる場所に移されており悪意のあるプログラム等のファイルであってもPCに悪影響を及ぼさないように管理されています。

 隔離室はメニューバーにある「履歴」の「ウィルス隔離室」から開く事が出来ます。そのままにしておいても悪影響はないのですが、ファイルを選択し「削除」か「隔離室を空にする」でPC内から完全に削除する事が出来ます。

 何度か繰り返してきたように検出されたファイルは必ずしも危険なファイルとは限らず、時に安全なファイルであっても誤検出してしまう事があります。安全が確認できているファイルを誤って隔離してしまった場合は、隔離室からファイルを選択し、「復元」で元にあった場所に戻す事が出来ます。

特定のフォルダやファイルを例外設定に指定

avg-33.png(7542 byte)

 どんなセキュリティーソフトでも誤検出は付き物で、安全性が確認できているソフトウェア等をウィルスとして検出してしまう場合は例外設定から検出の対象外にする事が出来ます。

 常駐シールドから「例外管理」をクリックするか高度な設定の常駐シールドツリーにある「除外された項目」からスキャン対象を除外したいファイルやフォルダを追加する事が出来ます。「パスを追加」はフォルダに含まれるファイル全てが、「ファイルを追加」はそのファイルのみが対象外となります。

AVG Anti-Virus Free Edition 2011 その他

avg-35.png(14801 byte)

 バージョン2011ではPC Analyzerなる機能が実装されていますが、これはPCのパフォーマンスを改善する為のツールで実際に使用してみた所、分析自体はできたのですがその後「今すぐ解決」をクリックしても実行されませんでした。

 これらの機能もフリー版では制限が掛かり使用出来ないようですが、個人的にはこれら他のソフトでも代用出来る機能を詰め込まずに昔のように動作の軽いAVGが戻ってくる事を期待しています。

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