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Internet Explorer 8導入レポート
バージョン7から8ではインターフェイスに大きな変更は無く、6から7でタブ機能が追加された前回と比べるとインパクトは薄いものがありますが、レンダリング（ページの描画）部分は大きく改良されているとの事。
単純にレンダリング速度の向上以外にも描画方法に変更がなされている為、ウェブページの制作者には悩みの種が一つ増えました。
Internet Explorer 8ダウンロード
IE 8をインストール出来るOSは現在の所、XP/2003/Vistaの32-bitと64-bit版で、各OSごとにインストーラーが異なります。ご自信のOSにあったインストーラーを下記の公式サイトからダウンロードして下さい。通常のOSなら64-bitの表記の無い方になります。
ダウンロードしたファイルを実行すると本体プログラムのダウンロードや不正プログラムのチェックをウィザード形式で進めて行きます。インストール終了すると一旦再起動が必要で、再起動後にIEを起動して検索エンジンやセキュリティの設定を行っていきます。
Internet Explorer 8設定
IE 8の主な設定はメニューバーかコマンドバーの「ツール」から「インターネットオプション」で行う事が出来ます。「ホームページ」ではブラウザを起動した時に最初に表示されるページ、「閲覧の履歴」では一時的にキャッシュしたファイルを閲覧したり消去する事が出来ます。
「検索」ではウインドウ右上にある検索ボックスの検索プロバイダの並びを変えたり既定の検索プロバイダを設定出来ます。又、「検索」の設定から表示されたウインドウの左下にあるリンクで新たに検索プロバイダを探して追加する事も可能。検索プロバイダの追加は直接アドオンギャラリーを開いて追加した方が早いかもしれません。
「タブ」からはタブの動作等に関する設定が行えます。ページ中のリンク上で右クリックして「新しいページで開く」、又はセンタークリック（マウスホイールをクリック）で新規で開いたタブをアクティブにする等の指定が可能。
他に、8で追加された新機能のタブのグループ表示機能の有効・無効もここから設定出来ます。グループ表示はページのリンク経由で開いたタブを色分けして表示する機能で、関連のあるタブが緑や黄色でグループ分けされます。
Internet Explorer 8レンダリング
さて、今回最も大きな変更のあったレンダリング部分ですが、表示速度に関しては特別早くなったと感じる程の差は体感出来ませんでしたが、表示方法が大きく変更されました。ウェブサイトを運営している人なら一度はは耳にした事があるであろうウェブ規格の標準化をすすめるW3Cの勧告する仕様に近くなり、通常の設定ではFirefoxやOpera等と同じような形でページが表示されるようになっています。
FirefoxやOperaを使っていると必ず遭遇する表示の崩れは、そのページが旧IEの規格に依存する構成である事が殆どの原因でしたが、8からは表示方法が変更された事によって今まで正常に見れていたサイトの表示が大きく崩れてしまう可能性があります。
その問題を解決すべくIE 8にはアドレスバーの右に互換モードを切り替えるボタンがあり、表示の崩れるページはボタンのクリックで旧IEと同じように表示する事が出来ます。
又、「ツール」→「互換表示設定」では登録しておいたサイトを開く度に自動で互換モードを切り替える機能もある他、「互換表示ですべての…」にチェックを入れておけば、全てのページを旧IEと同じ形で表示出来るようになります。
次のページではバージョン8で加わった新機能を紹介していきます。
