作成したデザイン等の設定は「Configs」フォルダに「ini」ファイルとして保存されます。これを実行するのが「Client.exe」です。つまり「Config.exe」で作成して「Client.exe」で実行させるという事になります。他、Samurizeで作った設定やデザインを外部にパッケージとして保存、又はそれを取り込む「ImportExportTool.exe」や複数のインスタンスを制御する「InstanceManager.exe」が在ります。
では実際に「Config.exe」を起動させて下さい。上のメニューバー、ツールバーで編集中のデザインを保存したり開く事が出来ます。ツールバーの右にある↑↓矢印はメーターや設置した画像を位置をコントロールします。例えば画像が重なった場合、どちらを上に表示させるかといった設定です。更に右の ←→矢印は設置したオブジェクトをそれぞれ切り替えていく物です。
デザインエリアは実際にデスクトップに表示される位置と同じです。その下のスナップを変更すればメーター等の動かせる単位を変更出来ます。実際のデスクトップを見ながらデザインしたい場合は、「背景画像」にチェックを入れて「スクリーンショット撮影」をクリックすればデスクトップで使用している背景の壁紙が撮影後に表示されます。
メーターの設置や編集は右の各タブから行います。それでは実際にCPUの使用率を設置してみましょう。「メーターの追加」→「パフォーマンスモニタ」で設定ウインドウを表示させます。基本的には標準のままでOK。「次のコンピューター…」にコンピューター名が、「パフォーマンスオブジェクト」が「Processor」、「一覧からカウントを選ぶ」が「Processor Time」になっている筈です。確認して「OK」をクリック。
左の画像のようにデザインエリアに表示されている筈です。直接デザインエリアでメーターの位置を動かして任意の場所に移動させて下さい。
オブジェクトの幅や高さを調節する場合は、オブジェクトの枠をドラッグするか「一般」タブで数値を指定して設定します。又、表示タイプからテキスト形式で数値を表示する以外にプログレスバーや円グラフに変更してグラフィカルな表示に切り替える事が出来ます。
同じ要領でもう一つメーターを追加してテキスト形式の数値とグラフを両方設置するのもいいかもしれません。
更に下の方にいくと「更新間隔」という項目があります。これは情報を取得して表示するまでの間隔で、短い程(更新頻度が高い)、CPUへの負荷が高くなり長い程(更新頻度が低い)、CPUの負荷が低くなります。多くのメーターを使うとCPUへの負荷が上がってくるので、ここで調整して下さい。
又、全体の更新間隔を調整するには「プロジェクトのオプション」の「表示更新間隔」から可能です。出来るだけ長く設定しておけばCPUの負荷が抑えられます。横の「情報」タブでは先ほどの設定や単位の変更が出来ます。CPUに関しては関係のある項目は有りませんが、メモリ等のメーターは物理メモリや仮想メモリ、KB/MB/GBといった単位の切り替えが出来ます。
更に横の「表示」タブに移ります。どのメーターも表示タイプがテキストだと無駄な文字が含まれています。CPUの場合は「Perfmon:」が含まれています。これは削除して構いません。全体で「Perfmon: %v」となっているので、「%v」だけを残しておけばCPU使用率だけが表示されます。
自分で「CPU:%v%」と書き換えれば「CPU:100%」のように表示されます。ここより下はフォントやカラー、配置(右寄せ、左寄せ等)の設定が有ります。
一番右のタブ、「入力」に移ります。ここからはオブジェクトをクリックした時やオンマウスの設定が出来ます。簡単な例としてクリックした際にマイコンピューターを開く設定を説明していきます。まず「入力コントロール」にチェックを入れて「追加」をクリックします。「リンク」「入力プラグイン」「ツールチップ」の項目があるので「リンク」にチェックを入れて進みます。
リンクには「shell:DriveFolder」と入力しておきます。最後に「アクション」でどのような時に動作するかを設定します。これでオブジェクトをクリックした時にマイコンピューターが表示されるようになりました。同じ要領で「参照」から特定のアプリケーション、例えばメモ帳やIE等を指定すればそれを起動させる事が出来るようになります。
更に他のメーターを追加していくのは同じ手順で出来ます。メモリ容量なら「メーターの追加」から「メモリ」、HDDの使用量や残量は「ドライブ容量」、暦や時計は「日付/時刻」です。又、画像を使ってデザインしたい場合は、「グラフィックの編集」の「背景オブジェクト追加」から可能です。
ある程度出来上がったら名前を付けて保存して下さい。保存先は標準なら「C:\Program Files\Samurize\Configs」になっています。